「炭鉱の事故と保安」と題し、昭和38年(1963)の三川鉱炭じん爆発事故から51年、昭和59年の有明坑火災事 故から31年(1963)を迎えるにあたって、三池炭鉱の災害の歴史と、炭鉱における安全な操業のための取組みについて、これまでに寄贈いただいた資料を もとに紹介しています。今回は炭じん爆発事故と保安を中心とした展示を行っております。炭じん爆発事故とは、石炭は可熱性の物質で、かつ大きな内部表面積をもっているので酸化しやすい性質があります。この石炭の細かい粒子が空気中に適当な濃度で浮遊した状態において火源が存在すると強烈な爆発を起こします。これが『炭じん爆発』です。開館20周年に向けた展示替えでは、これまで紹介できてなかった部分を紹介して行きます。『炭鉱事故と保安』のコーナーはその第一歩です。 是非、見に来てください。