世界文化遺産の三池炭鉱関連施設見学の拠点となる、石炭産業科学館の展示解説ボランティアを養成する講座を開きます。
三池炭鉱に興味のある方、大牟田の歴史文化に興味がある方、人とふれあうのが好きな方、私たちと一緒に活動してみませんか?
【石炭館ボランティアガイドの木下隆介さんにお話を伺いました】
―― ボランティアガイドを始めたきっかけを教えてください。
木下 私は、就職してからずっと故郷の大牟田を離れていたんですね。で、定年で(大牟田に)帰ってきたんですが、ふと、自分が故郷のことを何も知らないって事に気づいたんですよ。それで自分で大牟田の歴史を調べはじめました。で、私、人と話すのが好きなものですから。
―― ボランティアガイドのやりがいなどを教えてください。
木下 色々な年代の来館者さんとお話できるのは楽しいですね。帰られる時に「楽しかった」と言ってもらえたら、とても嬉しくなります。
―― なるほど。では、大変だったことなどを教えてください。
木下 ありません。
―― 無いんですか?例えば、覚えることがいっぱいで大変だったとか・・・。
木下 イヤイヤながらやってませんからね。私は毎日一つ・・・つまり1日に1つの事を覚えるようにしました。そうすれば10日後には10の事を覚えられますし、100日後には100の事柄を覚えているわけです。
―― なるほど。話は変わりますが、ガイドをするときに心がけていることはありますか?
木下 わかりやすく、簡潔に説明することを心がけております。後は、語尾をしっかりと発音する。こうすれば声が通りますから。
―― 最後に、これからボランティアガイド養成講座を受ける方々にメッセージをお願いします。
木下 最初は難しく感じるかもしれませんが、繰り返し、場数を踏んでいくことが大切だと思います。たくさんの人とふれあってください。皆さんといっしょに活動できることを楽しみにしています。